一つずつ

 

ああ、やっと、もう一生会わないんだと実感してくる。

 

あなたには彼女がいて、今幸せなんだろう。

 

 幸せだったことを思い出そうとするとあまり思い出せない。嫌な思い出ばっかり。

 

でもね、

 

ふとコンビニに行った時に買ってくるチョコミントアイスや。

入っているお茶がジャスミン茶だったり。

 

そういう小さなことがすごく幸せだったし、大好きだった。

 

ねぇ、せいちゃん。

私はきっと今あなたに会ったらごめんなさいと素直に言うだろう。

 

たくさん傷つけてたくさん嫌なことをいってたくさん泣かせた

 

ほんとにごめん。

 

それでも一緒にいてくれてありがとう。

ほんとうに優しかった。その優しさが今ならわかるよ。

失ってわかるってほんとその通りだ。

 

返せない。押し付けてばかりで与えてあげられてなかった。私のは愛情ではなかった。ほんとにほんとにごめん。

 

もう謝れもしないね。

 

 

 

もう少しだ。もう少し。

ずっとこんな感じなんだろうか。

自分でどこかで区切りを付けたいのにつけられない。

付けたくないのかもしれない。

 

未だに錯覚する。

寝てるか起きてるかふわふわとしていると

 

彼の細い腕が私の首の下に滑り込んでくる気がして。

 

いつものように私のTシャツをめくってお腹をさすってくるんじゃないかって。

 

振り返ると短く一回キスをして、私の顔を自分の胸に抱き寄せるんじゃないかって。

 

思ってしまう。

けど、絶対もう一生ない。

 

だめな彼が好きだった。

少し心の弱い人だった。

ずるい人だった。

 

不器用で優しさが分かりにくい。

でも、その優しさに気付いた時誰よりも愛おしく思ってしまう。

 

すごい大切だったよ。

私は少しおかしかったのかも。大切すぎて壊してしまいたかった。私のことで傷ついてほしかった。

 

一度喧嘩した時に私は

誰よりも不幸になってって言った

あれはきっと本心だったよ。

 

私が幸せにできないことが悔しくて、それなら不幸になってほしかったの。

それくらい狂ってた。

 

最近やっと彼との思い出が優しく思えるものになってきた気がして。

 

別れた時はずっと苦しくて悲しくて一緒にいた時間が辛い日々だった気がして、

でも今ふと思うのは幸せだった自分で。

 

会話の一つ一つが愛おしく思える。

優しく想える。

 

もう少しだ。もう少し。

許してあげてほしい。

 

そして、あの時の私を頑張った

もう大丈夫。泣かなくていいって

抱きしめてあげたい。

 

もう幸せになってもいいだろ。

 

 

 

 

20160325

会社を初めてずる休みした。

どうしても行けなかった。

 

休んだはいいけど、結局暇で、

その上罪悪感がある。

いい気分ではないけど、多分

今日は逃げても許される気がしたのよ。

 

 

昨年の12月に彼と別れた。

振られた。ずっと女の影があった。

見苦しいほどにすがりついて、

泣きついてボロボロになったのに

戻ってはこなかった。分かってはいたけどどうしてもまだ心が追いつかない。

 

年が明けても、まだ傷口がジュクジュクしてて

どうやってもうまく塞がらない。

塞がりかけたと思っていたら、

昨日の爆弾。

 

インスタで知らないアカウントから

彼が女と着物を着て写った写真が

送られてきた。

 

私はそれから眠れてない。

 

送り主はきっと今の彼女なんだろうけど、

そんなことはどうでもよくて。

少しまだ私に気持ちがある事を期待して

女はいなかったのかもしれないという

私の幻想が、心の支え、がなくなって

もうどうでもよくなってる。

 

会社を休んで一日ずっと心を

擦り減らして、今日に置いていこうと

思っていたけど、涙すら出てきてくれない。

私はどこでなにを間違えたの。

正解したことなんてなかったのかな。

 

 

20160325

彼に初めて会った。

なんだそんな覚えてるんだっていうと

前の好きな人の誕生日だったから、

その日は相当荒れてた。

けど、着ていたスーツまで覚えてる。

ブラウンのダブルスーツ

これはなんで覚えてるかっていうと、

ボタンが乳首みたいだなって思ったからで

別に格好良かったからじゃない。

 

友達と2人酔っ払ってコリドーに行き、

300バーで適当にお酒を飲んで、

ナンパされて適当に遊んで帰るだけの予定だった。

 

男性2人に声をかけられた、

タイプでもないなんなら好きじゃない部類の男性に。

ただのナンパ。

奢ってくれるだけで良かった。

返事もしないくらい適当にあしらって、

太々しく接していたのに

なぜか友達がこの人たちと一緒に出よう

とかいうから困りながらついてった。

 

 

近くのバーに後輩がいるからと連れていかれ、

ワインを飲んで、正直そこら辺はあんまり記憶がない。というか多分どうでもいい。

 

1つ覚えているのが

酔っ払った勢いで後輩をいじる彼に

「こら!だめでしょ、せいちゃん。」

と一言放ったら、彼の顔が変わったのが

分かった。とっても自意識過剰だけど

正直、その瞬間「こいつ落ちたな」って

思った(笑)

今思うとすごく愛おしいね。

 

でもまぁ楽しくはなくて、

BBQしようよ!ってなぜか私と彼だけ

ラインを交換してさよなら。

いつもそうやって交換してるんだなーって

今思うと鳥肌が立つね。

 

 

2人と別れた後に言った、くそ生意気な

自分の捨て台詞すら覚えてる。

 

「疲れた…商社?どーせ中小だろ。」

 

今思えばあのガキほんとしばきたい。

お前2年後、こんなにどん詰まりだぞ。

 

 その後すぐに「豆腐好き?」とご飯に誘われて初デート。

注文の時に「筍(たけのこ)」を「つつ」と読んでオーダー。

店員は半笑い。内心、引いてた。

 

みんなうすうす気付いてると思うけど、

この記事アラサーが元彼の思い出

語ってるだけのつまんないやつだから。

読まなくていいやつだよ。

 

2回目は新橋

全く興味のないサッカーの話されて

途中から寝たかった。

あ、ちょうど熊本地震の時で

テンパってお母さんに電話かけたの

覚えてますわ。

バイバイした後に「ごめんね、俺ばっかり話して。つまんなかったね。」ってラインきて

正直な人だなーっておもった。

っていうかつまんなそうに見えてたんだなって反省した。

 

 

3回目は映画。

初めてあった時から私服で会いたい!って

めっちゃ押してくるから相当オシャレなんだなって思ってたら

まじ普通にダサくて泣いた。

やる気ないのかよ、っていうか今から

コンビニ行くのかよ。

しかも、私の見たいって言った映画が

くそつまんなくて彼は隣で爆睡。

いやあれはマジでつまんなかった。

そうです、グランドフィナーレです。

途中で飽きたのか、あり得ない体制で

私の肩に頭乗せてきて、絶対乗せさせたくなくて、背中で椅子に座ってた。

途中でどさくさに紛れて手握ってきたから感覚殺してたし。

もうこの時から相性の悪さビンビン。

 

夜ご飯食べてる時に、「今度はうちで映画みようよ!」のテンプレ。

もう私には「やろうよ!」にしか聞こえなかったです。

駅までの道のりで手を繋がれて

普通に振りほどきたかったのはいい思い出。

 

4回目 お家デート

まんまと行ったね。

もうそれで良かったというか、ヤッて終わりだなーって思ってたほんと(笑)

入ったら家がきたねーのほんと。

元カノのだろこれ、っていうのありまくりだし。もうそこからデリカシーはなかった。

映画見てる途中でチューされて、

「彼女になって。」って言われた

「いやそこまで気持ちいってない」即答。

あの時の強気はなんなんだよ。

んで一緒寝て、結局ヤッて。

2、3回擦ってイッたから笑った。

最初のチューの時点で口くさいなって思ってたんだけど、

朝、彼の口からうんこみたいな臭いしててなんで私こいつといるんや、って

不安になったのはとてもいい思い出。

 

そっから2.3ヶ月は付き合わずに、

ただお家お泊まりしてデートして

みたいな生活(いやこれ付き合ってる)

してて、私から彼女になるっていったね。

幸せだった。ほんと。

 

でも2ヶ月くらいで別れて、しかも喧嘩別れみたいな私がくそ暴言吐いて別れた(笑)笑う(笑)

それが多分10月かな。

 

でも、それからずっと好きだったのよね。ハマってたのは私だったな。

 

12月に連絡がきて、その時が転職の時期で最終出社日にラインきて、遅くなるならうちに来れば?と。そりゃ行くよ。好きだもん、会いたいし。

でも、ヤリたかっただけらしい。

 

2月に寄り戻したんだけど、その間あいつは彼女がいたみたいで、12月の後全然会ってくれないからおかしいと思ったら案の定それ。早すぎ。なんなの。

しかも、その彼女に振られた翌週に飲み行こうって連絡してきた。